ナムソムンドンチョン(南小門洞川)
ナムサン(南山)からチョンゲチョン(清渓川)に流れ込む数多くの支川のうち1つが、ナムソムンドンチョン(南小門洞川)です。
ハニャン(漢陽)からキョンソン(京城)に、キョンソン(京城)からソウルへと時代が変わるにつれて、支川の多くは覆蓋されたため今日ではかつての姿を確認することが難しい反面、ナムソムンドンチョン(南小門洞川)はほぼ唯一かつての流れを現在でも保っています。
川の流れだけでなく、ナムソムンドンチョン(南小門洞川)の周辺にまつわる各時代の様々な歴史と物語も、現在に至るまで失われることなく伝えられています。
今回の展示では、朝鮮時代から日本による植民地時代を経て、植民地支配からの解放後に至るまで、ナムソムンドンチョン(南小門洞川)の流域別にその変化過程と姿を展示します。この展示を通じて、ソウルという都市においてナムソムンドンチョン(南小門洞川)一帯がどのように定着していくかを知ることができればと思います。
合わせて、今回の展示が、以前行われたチョンゲチョン(清渓川)支川企画展をもう一度振り返ることができるようなきっかけとなれればと思います。