アンデルセンとコペンハーゲン
デンマークを代表する世界的な童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805-1875)は、『マッチ売りの少女』『人魚姫』『おもちゃの兵隊』など自作の童話や自叙伝などで当時のコペンハーゲンの様子をよく描写しています。コペンハーゲンを背景としたアンデルセンの波乱万丈な人生と彼の作品を通じて、19世紀のコペンハーゲンに再びスポットライトを当ててみようとこの度の展示会を企画しました。
アンデルセン童話は、最も多くの国の言葉で翻訳されており、韓国でも人気の童話です。彼の童話は児童向けですが、子どもの頃読んだその内容は大人になっても残っています。今年はアンデルセンがコペンハーゲンに住み始めてから200年になる年であり、韓国とデンマークの外交関係樹立60周年にあたる年です。それでこれを記念し、ソウル歴史博物館とオーデンセ市立博物館が共同で『アンデルセン、コペンハーゲン1819』を開催する運びとなりました。アンデルセン童話の世界にタイムスリップして、19世紀におけるコペンハーゲンの港や路地などを背景に、彼が伝えようとした夢や希望やチャレンジ精神などを共感しながら懐かしい思い出を呼び起こす展示になるのではないかと期待しています。
<展示会オープン記念特別講演会>
▶ 日時:2019年4月25日 14:30-17:00 (韓→英逐次通訳)
▶ 場所:ソウル歴史博物館 企画展示室・第1学習室(1階)
▶ 日程
14:30~15:00 展示会の解説(企画展示室)
15:00~16:00 「私の人生の都市:アンデルセンとコペンハーゲン」
アン・グルーム・スウェンソン(オーデンセ博物館キュレーター)
16:00~17:00 「マイクロフェ―ディングと保存処理」「新しいアンデルセン博物館プロジェクト」
ニールス・ビョン・フリース(オーデンセ博物館キュレーター)